魑魅飼い少女 (愚者礼賛)

魑魅飼い少女

燦々だ！雨上がった

目覚ましは肩すかし小鳥が鳴く

鏡さんのぞき込んでお粉はたいて

ちったぁ、ちったぁってのたまった

パルパラリラ パルパラリラ

あたし泣いてもダメなんです

パルパラリラ パルパラリラ

フリルのひだ知らん顔

讃嘆だ！ 目を見張った

いつに増して今日はうんと可愛いってさ

おてて振って首も振って俯いちゃって

ちったぁ、ちったぁって赤らんだ

パルパラリラ パルパラリラ

妙にいい匂いしてるんです

パルパラリラ パルパラリラ

方やがらんどう荒れるわ

この娘は何もマッパまでじゃないや

顔だしていいかいほれほれほれ

あったかいのやって嬉しそうでいいな

あたしも欲しいなそれそれそれ

散々だ！袖にされた

駆けつけたショートケーキビスケットと

フラペチーノ慰めたその甲斐あって

ちったぁ、ちったぁって泣き止んだ

パルパラリラ パルパラリラ

あたし汚れちまつたのです

パルパラリラ パルパラリラ

お弁当つけて笑ってら

この娘は何もココロまでじゃないや

あべこべはどうだいほれほれほれ

ちっちゃな傷で止まりがちでいいな

あたしもしようかそれそれそれ

昼も夜も構わないで

あたしは掬う あたしは運ぶ

好悪問わず抱えこんで

あたしは動く あたしは生きる

この娘は何もマッパまでじゃないや

声出していいかいほれほれほれ

泳ぐ文字追って楽しそうでいいな

あたしも見たいなそれそれそれ

こんなもんよねって済ませられていいな

知った顔になんなほれほれほれ

そんじゃまいっそぶちまけてみようか

みんな目をおおえそれそれそれ