遊歩百景

書き物をします。

2020-11-01から1ヶ月間の記事一覧

2nd album goodbye リリースしました

2nd album goodbye https://linkco.re/YVYGPSvd 11/7より配信開始しております 各種ストリーミングサイト・販売サイトにてご利用いただけます よしなに…

café (goodbye)

ちりんとベル ノイズ孕んだモノクローム ちりんとベル 冗長な背景は憂いを孕む 亡霊みたいに逍遥してみるふんわりと ちりんとベル 語らう葉未明の露の去りし匂い 狂想のような感応は否応ない 畢竟思い出の手に囚われているまま ちりんとベル 横溢している気…

somnambulism (goodbye)

もう隷従しよう無為に 永遠に覚めないように 疾うに無い 病患ってしまい 狭い独房の中微睡みが襲う 恋情にさえ近いグラグラ煮える怨恨に燻され 矢庭に腰を上げる 創傷を舐め合っていた 同胞の匂いさえも嫌い出し 半死半生の屍面を提げ昧爽に震え ありやしな…

tRip (goodbye)

馬鹿で無礼な診断は ご遠慮願いたいね 意味合いを云々したり 倫理トークはもううんざり 何か暴いたような顔に なっちゃうのも滑稽ね そこらのお偉さんよりは 良識持ち合わせているつもり トンズラこきたくって もうしょうがないね とか言ったりしないで莞爾 …

amber (goodbye)

揺曳している水面 映りこんだ山影 東天紅の打つ 冗長に流る大気 悠久の時間を 賞翫していてよ ねえ永遠に行かないで 微笑みを抱いて 2nd album goodbye https://linkco.re/YVYGPSvd

ivoly (goodbye)

柔く膝で組んだ 白皙の手 月の訳で仄青く浮かんだ どうもしないよ 雷雲も凪いだよ 何も心配しないでいいよ 触れてしまえば 剥離しそうな頬 その薄い皮膚の裏は何が通う 底意地悪く訪う 夜半と朝の逢瀬 寒くならないように抱擁しよう ラララ… ねえ永遠に行か…

dafuq (goodbye)

相性が合わないのか?怨嗟なのか? いないもの扱いしても取るモンは取る 間違い犯しているのか?邪推なのか? 罰ないし税のどっち その反応は? グロいちょっかいべらんめえ トロい回路てやんでえ モロい追従おきゃあがれ チョロい情操べらぼうめ 公明正大な…

花と刺青 (goodbye)

愛し呪う業の灼く 治癒不能の後遺症に どう対処しようもないまま 青黒い花弁のように散る刺青を 大事そうに舐める 目の裏を刺す青い陽 膿漏しているような脳漿 なんか今電話ブルったような? 当分ほかったまんまおこう 家にさえ居れば 隠蔽しないで済む 大腿…

Blar, Blar, Blar (goodbye)

綿々と背負う 掻痒誘因しているのは去りし日の岩層 綿々と背負う 眩暈同伴して刻みゆく年輪 辟易せむBlar, Blar, Blar 付和雷同にBlar, Blar, Blar 笑み付帯してBlar, Blar, Blar 余罪の暴利 膨張せむBlar, Blar, Blar 一気呵成にBlar, Blar, Blar 直情なるB…

仄灯り (goodbye)

白い怨霊が攫ったというのか 宵の残光や匂いのように 明朝横溢する空疎さを吸い 口唇の上の重みに また動揺してしまう もっと明るい場所でいられたらいいよね それなら冷え切っちゃってるスープはもう片そうね 小さい伴類がこさえたというのか 山麓を覆う濃…

螺旋階段 (goodbye)

払暁の青い陽光の 暴いてゆく居間 ご愛用のカップの破片 胡乱に見遣る 両膝抱く細く白い腕 可哀想になって 恍然と愛憎の融和擁した 文句のよう 模造のよう (だけどどうしようもない) 文句のよう 模造のよう (だけどどうしようもない) 文句のよう 模造のよう …

Apoptosis (goodbye)

おんなじモンも んーん 何もまるっと違うの 予防張ってんの んーん どっち道入り用の装備 哀悼の意 莞爾と笑って奉じよう 注いでみたって んーん 何も萌芽しやしないの 飲み下したって んーん 腹壊しちゃうオチよ 哀悼の意 莞爾と笑って奉じよう 可哀想ぶっ…

face (goodbye)

愛想ない暗い細い目でしょう 蓋し眩いその後光のせい 乃至舞狂う拝し通しの 後塵のせいなのかも知らん 洒脱な格好して汗して 承認されるのを待つばかりが 能だって言うのかい まんまと虚栄に憔悴して 痴態呈し自尊心損なうのが お似合いと言うの ねえ打擲し…

soak (goodbye)

点ぜらるその汚水は浸潤を止まず 瀰漫の末綿を染めるでしょう 洗えども落ち得ない 尊大なるその汚水は陽光を浴び 明朝の地息となるでしょう 暴れども払い得ない 纏綿したるその汚水は容喙を図り 光源まで水位を増すでしょう 照らせども達し得ない 掻痒は止ま…

納棺 (goodbye)

野鳥の群れが騒いで 森林の影揺らめいた 今日が最後の会える日 ママが額をなぞった 皆んながそれに続いて 柔らかい目で触れていった 僕の手にはやっぱり まだパパの手は大きいや そして静まり返った中 すすり泣く声が響いた 納めた花も綺麗なのに なんだか妙…

Some more? (goodbye)

ウヰスキーの氷が鳴り 身を解いた空調の功罪 何のサイン感受したんだろう 笑みが浮かんで 一思いに仰った お体裁守衛している愉悦 もう満面に湛えて 自分は君はって説いて 万事所有している気 愛らしいシャネルやら耳環で ふさわしく仕立てて 爛々目が希求し…

where are you? (goodbye)

where are you? 胡乱げな当為やら御教養排除して ドープな音色だけ酔いたいの 放り込んだ氷を白い歯で砕いて 無抵抗の耳環へと吹っかけた 野暮ったく湿りきった伝票放置して 茹だりそうな街路へと繰り出せば ちゃんと入れといた積もりのポケットの鍵だけ見え…