遊歩百景

書き物をします。

 怠慢な日々を過ごしている。

不勉強にも磨きがかかり、反省も一過性、夢も一過性、目覚めれば昼、気がつけば夜。

こんな日々を過ごしてはいけないと、しかし根拠はないが、自分に言い聞かせ、そして結局、また同じように時間を過ごす。

 

 今日は一度、まだ暗い、六時に目が覚めた。

泣いていた。

めずらしくその時分みていた夢を憶えているが、両親、特に父親に、とことんに叱られる夢だった。

よほど昔のことが怖いのだろうか。

 

 詰まるところ、自責なのだろう。

気楽なものだ。

のんきなものだ。

羨ましいよ。

そんな声が四方から聞こえる。

全くその通りだ。

何様だ。

被害者顔で、告げ口をするように、こんな風にクソミソに書きなぐったりして、あぁ、イヤだ。

いやらしい。

甘えているのだ。

可愛そうだと思って欲しいのだ。

 

 しかし、醜い本当の姿に気づいているつもりのその心が、美しいとでも思っているのか、え?

 

H27.2.12